Japanese
English
特集 脳卒中リハビリテーションにおける合併症のマネージメント
肺炎
Management of Pneumonia as Complication of Stroke.
石山 隆
1
,
福田 道隆
1
,
近藤 和泉
1
,
岩田 学
1
,
横山 徹
1
,
田村 豊一
2
Takashi Ishiyama
1
,
Michitaka Fukuda
1
,
Izumi Kondo
1
,
Manabu Iwata
1
,
Tohru Yokoyama
1
,
Toyoichi Tamura
2
1弘前大学医学部脳神経疾患研究施設リハビリテーション部門
2北秋中央病院内科
1Department of Rehabilitation Medicine, Institute of Neurological Diseases, Hirosaki University School of Medicine
2Department of Internal Medicine, Hokushu Chuo Hospital
キーワード:
脳卒中
,
肺炎
,
治療
Keyword:
脳卒中
,
肺炎
,
治療
pp.1013-1019
発行日 1993年12月10日
Published Date 1993/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552107500
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はじめに
脳卒中リハビリテーションの対象となる患者に関する最近の傾向として,高齢化,起因となる基礎疾患の複雑化などがあげられる.このうち高齢のための障害の特徴として,耐久性が低下していること,多臓器にまたがること(特別養護老人ホームの寝たきり老人では,1人平均3.6の疾患をもつという1)),典型的な症状を呈しないことが多いこと,などが挙げられる.また中枢神経麻痺である脳卒中の特性として,循環,呼吸,嚥下や咳などの反射の障害があげられる.運動エネルギーを産出する器官である呼吸・循環器は,もしそれらが障害されると,運動機能の回復をおおいに阻害する.ここでは呼吸器疾患の代表として肺炎を取り上げてみる.
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