Japanese
English
特集 骨関節疾患―術前術後のリハビリテーション
総論
Pre-and Post-operative Rehabilitation for Bone and Joint Surgery.
富原 光雄
1
,
田中 清介
1
Mitsuo Tomihara
1
,
Seisuke Tanaka
1
1近畿大学医学部整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Kinki University School of Medicine
キーワード:
Disuse syndrome
,
Exercise therapy
,
Orthopedics
Keyword:
Disuse syndrome
,
Exercise therapy
,
Orthopedics
pp.551-553
発行日 1993年7月10日
Published Date 1993/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552107394
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はじめに
整形外科領域では従来「後療法」ということばが用いられていた.この用語には,骨折や手術後にギプス固定を行った後に,固定除去後から機能訓練を開始するというニュアンスが含まれている.しかしリハビリテーションは,疾患・外傷が治癒してから始まるものではなく,急性期の治療開始時点から発生し,かつ避けうる後遺・合併症を予想し,これを防ぐ手段を講ずるまさに二次的予防のための医学としてとらえられている.各種整形外科疾患の術後の機能訓練を円滑に行うためにも術前の機能訓練が重要であると考えられる.このような意味から今回術前の機能訓練も含めて,現在整形外科で主に行われるリハビリテーションについて述べる.
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