Japanese
English
研究と報告
屍体足関節における軟骨の形態学的変化
Morphological Changes of Articular Surface in Ankle Joints of Human Cadavera.
長屋 政博
1
,
山田 智
1
,
渡邊 進
2
Masahiro Nagaya
1
,
Satoshi Yamada
1
,
Susumu Watanabe
2
1川崎医科大学リハビリテーション科
2川崎リハビリテーション学院
1Department of Rehabilitation Medicine, Kawasaki Medical School
2Kawasaki Rehabilitation School
キーワード:
変形性足関節症
,
足関節
,
軟骨変性
Keyword:
変形性足関節症
,
足関節
,
軟骨変性
pp.985-988
発行日 1991年10月10日
Published Date 1991/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552106923
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はじめに
足関節は距腿関節と距骨下関節を含めた機能ユニットである.距腿関節は脛骨および腓骨下端と脛腓靱帯連合とからなる果間関節窩と距骨滑車,それらを内外側で強固に保持する靱帯とからなっている.足関節は非常に適合性の良い関節であり,関節症変化を起こすことは他の荷重関節に比べて稀である.そのため変形性足関節症がリハビリテーションの阻害因子の一つとして問題にされにくいが,隠れた比較的重要な存在であると考える.
今回,変形性足関節症の部位別発生頻度を知る目的で,屍体標本を使用し,距腿関節・距骨下関節・距舟関節の軟骨面変性状態を肉眼的に観察した.
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