Japanese
English
特集 スポーツ障害とリハビリテーション
スポーツによる成長期腰椎障害とリハビリテーション
Sports-Caused Lumbar Injuries in Growth Stage and Rehabilitation.
村瀬 正昭
1
,
井形 高明
1
,
森田 哲生
1
,
浦岡 秀行
1
Masaaki Murase
1
,
Takaaki Ikata
1
,
Tetsuo Morita
1
,
Hideyuki Uraoka
1
1徳島大学医学部整形外科
1Department of Orthopedic Surgery, Tokushima University School of Medicine
キーワード:
椎体終板障害
,
脊椎分離症
,
スポーツ障害
Keyword:
椎体終板障害
,
脊椎分離症
,
スポーツ障害
pp.209-212
発行日 1991年3月10日
Published Date 1991/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552106746
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はじめに
スポーツ活動における脊柱への負担は,日常生活動作より一層著しいものがある.なかでも基盤である腰椎に加わる負荷は甚大であり,体幹筋の強化による対応なくしては脊柱機能を発揮できないばかりでなく,脊柱の外傷,障害を被る.現実に腰椎には,いわゆる腰痛症をはじめ脊柱分離症や椎間板ヘルニアなどが多発している.傷害の治療もリハビリテーションを一環として実施することが不可欠な要素であることは言うまでもない.この際,成長期の場合には骨年齢ならびに運動発達といった子供の特徴に根ざしたリハビリテーションを含む治療体系が採用されなければならない.そこで,本稿では
1)骨年齢と障害発生について
2)運動発達とリハビリテーション
a)治療体系とmedical rehabilitation
b)Athletic rehabilitation
の2項目に大別し,その要点を述べる.
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