Japanese
English
論述
MRIからみた腰椎椎間板ヘルニア再発の危険因子と初回手術対策
MRI Evaluation of Risk Factor on Recurrence of Lumber Disc Herniation and the Management of First Operation
村山 岳
1
,
村瀬 正昭
1
,
林 義裕
1
,
浜脇 純一
1
Takashi Murayama
1
1浜脇整形外科病院
1Hamawaki Orthopaedic Hospital
キーワード:
lumber disc herniation
,
腰椎椎間板ヘルニア
,
reoperation
,
再手術
,
vertebral endplate lesion
,
椎体終板障害
Keyword:
lumber disc herniation
,
腰椎椎間板ヘルニア
,
reoperation
,
再手術
,
vertebral endplate lesion
,
椎体終板障害
pp.849-852
発行日 2001年7月25日
Published Date 2001/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408903321
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抄録:腰椎椎間板ヘルニア再発例はいかなる方法を選択しても皆無ではない.今回われわれは,再発ヘルニアを予防する目的で腰椎椎間板ヘルニア再手術例の危険因子を,椎体終板輝度変化の有無に着目し,術前のMRIからretrospectiveおよびprospectiveに検討した.Retrospectiveには再発にいたった11症例中9例(82%)に終板輝度変化を認め,その9例中7例(78%)は終板後方での輝度変化を認めた.Prospectiveには,初回にLove変法を行った111症例中,38例(34%)に終板輝度変化を認め,中でも後方の終板輝度変化を含むものは21例(19%)であった.同一椎間に再発を認めたものは111例中2例であり,このいずれも後方に終板輝度変化を認めた.術前のMRIにて後方終板輝度変化を認めるものに再発の可能性が高いことが判明した.
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