Japanese
English
特集 身体障害者とスポーツ
脳性麻痺児とスポーツ―水泳活動を中心に
Sports Approach for Cerebral Palsied Children.
覚張 秀樹
1
,
児玉 和夫
1
Hideki Gakuhari
1
,
Kazuo Kodama
1
1心身障害児総合医療療育センター
1The National Rehabilitation Center for Disabled Children.
キーワード:
脳性麻痺
,
スポーツ
,
水泳
Keyword:
脳性麻痺
,
スポーツ
,
水泳
pp.915-921
発行日 1987年10月10日
Published Date 1987/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552106647
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はじめに
近年,各地で障害者スポーツに関する各種の取り組みが見られているが,こと障害をもつ子供,障害児に関しては,学校体育および養護学校での養護・訓練の場以外においては,成人障害者のそれに比べていまだ未開拓な分野のひとつである.しかし,ここ10年あまりの脳性麻痺児を中心とする障害児療育の進歩,および身障者スポーツの発展と相まって,遅々とはしながらも各地で取り組がなされてくるようになってきた.その中でも特に水泳に関しては,各地に温水プールが設置されたり,またスイミングスクールが開設されたこともあり,現在脳性麻痺児が学校体育以外で取り組むスポーツの中では最も普及していると言うことができる.
そこで今回は,幼少脳性麻痺児と水泳のかかわりを中心に,各タイプ別の特徴を述べるとともに,その他の脳性麻痺児とスポーツについて,筆者らの関係するいくつかの取り組みについて紹介する.
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