Japanese
English
症例報告
脳損傷患者の股関節周囲に発生した異所性骨化の2例
Heterotopic Ossification around the Hip Joint in Brain Damaged Patient: Report of 2 cases.
岸谷 都
1
,
立野 勝彦
2
,
染矢 富士子
2
Miyako Kishitani
1
,
Katsuhiko Tachino
2
,
Fujiko Someya
2
1金沢大学医学部整形外科
2金沢大学医療技術短期大学部
1Department of Orthopedic Surgery, Kanazawa University, School of Medicine
2School of Allied Medical Professions, Kanazawa University
キーワード:
脳損傷
,
異所性骨化
,
股関節
Keyword:
脳損傷
,
異所性骨化
,
股関節
pp.975-978
発行日 1990年12月10日
Published Date 1990/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552106400
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はじめに
脊髄損傷や脳損傷患者の麻痺肢に発生する異所性骨化が関節拘縮を起こし,リハビリテーション治療上難渋することはよく知られている.しかし,その治療に関しては,いまだに確立された方法がない.
最近,我々は脳損傷後に股関節周囲に発生した異所性骨化の2例を経験したので,その経過と治療効果について報告する.
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