Japanese
English
症例報告
若年対麻痺患者のソーシャルワーク―土居健郎氏のスーパービジョンを通して
A Case Report of Social Work for a Young Paraplegic Patient under the Supervision of Dr Takeo Doi.
田中 千枝子
1,2
,
堀越 由起子
3
Chieko Tanaka
1,2
,
Yukiko Horikoshi
3
1東京警察病院多摩分院
2社会保険中央総合病院
3北里大学東病院
1Tokyo Police Hospital Tama Branch
3Kitasato University East Hospital
キーワード:
障害受容
,
生活歴
,
グリーフワーク
,
自立と依存
Keyword:
障害受容
,
生活歴
,
グリーフワーク
,
自立と依存
pp.971-974
発行日 1990年12月10日
Published Date 1990/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552106399
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はじめに
障害を持ちつつ今後の人生を辿らなければならない患者に対し,ソーシャルワーカー(以下,SW)がその障害についていかに患者と語り合うかは大きな課題である.各患者固有の生活歴を踏まえつつ,患者の気持ちに沿って,医療側と患者とがお互いに納得のいくリハビリテーション過程を共有できるよう配慮することは,SWの重要な視点である.特に若年の中途障害者が障害を受容し,今後の人生を再構築することは容易ではない,今回,そのような一例について精神分析の専門家である聖路加国際病院顧問土居健郎氏のスーパービジョンによる指導の機会を得たので,ここに報告する.
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