Japanese
English
シンポジウム スーパービジョンとコンサルテーション—地域精神医療の方法
精神保健コンサルテーションとスーパービジョン
Mental Health Consultation and Supervision
鈴木 純一
1
Junichi SUZUKI
1
1川越同仁会病院
1Kawagoe Dojinkai Hospital
pp.854
発行日 1997年8月15日
Published Date 1997/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405904383
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- Abstract 文献概要
コンサルテーションとスーパービジョンの関連と発展性について同時に論じようというこのシンポジウムの企画自体が,我が国では新しく,また野心的であると思う。このコンサルテーションとスーパービジョンという言葉の組み合わせは耳新しく,またいずれもが日本語でないということは,これから話し合う概念が未だ十分に消化されていないことを暗示するのかもしれない。
私の個人的な精神保健コンサルテーションとスーパービジョンの体験は,25年以上も前に,かのマックスウェル・ジョーンズの率いる英国・スコットランドのディングルトン病院のチームに参加した時に始まる。当時,欧米では,精神病院は開放からその解体へと進む歴史的な過程の渦中にあって,ディングルトン病院チームは,理論的な指導者たちの中で最も注目されていたチームの1つであった。このチームの充実を支えていたのは,ディングルトン病院の持つ教育訓練のシステム,マックスウェル・ジョーンズ風に言えば,学習の過程であろう。
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