学会印象記
国際リハビリテーション医学会(IRMA)第6回世界大会に参加して
二木 立
1
1日本福祉大学社会福祉学部
pp.647-650
発行日 1990年8月10日
Published Date 1990/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552106331
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はじめに
国際リハビリテーション医学会(International Rehabilitation Medicine Association,略称IRMA)第6回世界大会が本年6月17日~22日の6日間,スペインの首都マドリッド市で開催された(ただし,17日は参加登録と役員会のみのため,実質会期は5日間).今学会はスペインの国内学会(第16回スペイン・リハビリテーション医学会総会)との合同学会として開催されたため,従来の国際学会とは桁違いに地元スペインからの参加・演題発表が目立つとともに,良きにつけ悪しきにつけ,スペイン(人)の特徴が色濃くにじみでた学会となった.小論では本学会の概要を紹介するとともに,筆者の率直な印象を述べたい.
なお,4年に一度開催される本学会がヨーロッパで開催されるのは,1978年のスイス・バーセル市での第3回学会以来12年ぶりである.そこで,小論ではこの第3回学会と比較しつつ,この間のリハビリテーション医学研究の国際的広がりについても考えたい.
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