書評
Janice Frye-Pierson, James F. Toole 編著 藤島正敏,長尾哲彦 訳―脳卒中―患者と家族の手引
横山 巖
1
1七沢リハビリテーション病院脳血管センター
pp.339
発行日 1990年5月10日
Published Date 1990/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552106262
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この本は,脳卒中の患者と家族の手引書として,アメリカのボーマン・グレイ医科大学神経内科のツール教授が,同科の看護婦ピアソン女史とともに編著者となり,理学療法士,言語病理学者,リハビリテーション科の看護婦,心理学者,建築家,眼科医学等の協力の下に書かれた本を,九州大学内科の藤島正敏教授と長尾哲彦氏が翻訳されたものである.
患者と家族の手引との副題にかかわらず,この本は大変広い視野の下に書かれたレベルの高い本であり,脳卒中のリハビリテーションに携わるすべての関連職にとって必要な広い範囲にわたる貴重な知識が要約され整理されている.
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