書評
江藤文夫 東大病院リハビリテーション部)著―脳卒中のリハビリテーション―基礎から実際まで―
水野 雅康
1
1川崎医科大学リハビリテーション科
pp.216
発行日 1989年3月10日
Published Date 1989/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552106026
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本書は正に題名の通り,脳卒中のリハビリテーションについて,基礎的な事から実際的なことまで網羅した教科書である.すなわち,一般の臨床医であろうとリハビリテーション医学を専門とする者であろうと,また,PT,OT,ST,看護婦等すべてのリハチームの方々に本書は非常に有益な参考書となるであろう.脳卒中のリハビリテーションについて,本書ほど要領よく,体系的に書かれた本は多くはない.
その構成は,Ⅰ:リハビリテーションの目標と流れ,Ⅱ:脳血管障害の障害度,Ⅲ:起居移動動作の回復―臥床から歩行まで,Ⅳ:日常生活の自立,Ⅴ:慢性期の治療とリハビリテーション,の5つの章からなっている.
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