Japanese
English
講座 末梢神経(4)
末梢神経損傷の外科的治療
Surgical Treatment of Peripheral Nerve Injuries.
近藤 徹
1
Toru Kondo
1
1埼玉医科大学リハビリテーション科
1Department of Rehabilitation Medicine, Saitama Medical School, Faculty of Medicine.
キーワード:
末梢神経損傷
,
手術適応
,
手術法
,
絞扼症候群
,
評価規準
Keyword:
末梢神経損傷
,
手術適応
,
手術法
,
絞扼症候群
,
評価規準
pp.805-809
発行日 1988年10月10日
Published Date 1988/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552105937
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はじめに
末梢神経損傷の外科的治療は,損傷された神経がそのままでは非回復性であるので,観血的な治療を必要とする場合と考えて話しをすすめる.なお非回復性損傷でかつ観血的にも神経損傷の修復が不可能で,機能的な欠損を機能再建で代償する場合も解釈によっては外科的治療に入るが,ここでは省くことにする.
保存的治療では非回復性か増悪の経過をたどる末梢神経損傷は外傷によって神経幹が断裂し(neurotmesis)縫合その他の修復を要する場合と,慢性に圧迫を受け神経損傷を生ずる絞扼症候群とがある.
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