特集 リハビリテーション医療の問題点
リハビリテーション医学と“動物機能病態生理学”
才藤 栄一
1,2
1東海大学医学部付属大磯病院リハビリテーション室
2現:慶応義塾大学医学部リハビリテーション科
pp.607
発行日 1988年8月10日
Published Date 1988/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552105883
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リハビリテーション(以下リハビリ)という言葉の新しさ・外来語である事は,流行を生みやすくしている一方,本質の理解を不鮮明にしているのではないか.ここではリハビリ医学という言葉の意味を再考する.
私は,医学部生にリハビリ医学・医療を教える際,二つの点を強調している.ひとつはリハビリという社会的概念が医療にもたらした障害学という観点であり,もうひとつはリハビリ医学の固有領域である動物機能1)の病態生理学についてである.
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