書評
福井圀彦・他編―脳卒中最前線〈急性期の診断からリハビリテーションまで〉
大隈 秀信
1
1産業医科大学リハビリテーション医学教室
pp.518
発行日 1988年7月10日
Published Date 1988/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552105854
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脳卒中治療上の諸問題は,実に多岐にわたるものだということを,本書を一読していまさらながらに痛感させられた.本書は,リハビリテーションセンター鹿教湯病院設立30周年を記念して企画されたということであり大部分の執筆は,鹿教湯病院リハビリテーションチームの各職種の専門家と鹿教湯病院関係者が分担している.
急性期の診断や治療から,リハビリテーション訓練,高次機能障害や二次的合併症等に対するアプローチ,社会復帰にかかわる諸問題等が設置された117の質問に回答する形で簡潔にまとめられている.
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