追悼
砂原茂一先生
芳賀 敏彦
1
1国立療養所東京病院
pp.580-581
発行日 1988年7月10日
Published Date 1988/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552105868
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突然の出来事で何の心の又資料的準備もなく追悼文を書かねばならないし,リハビリテーションに関してはいずれ学会誌で公けに採り挙げられる筈であるのでいくらか個人的関わりも加えて述べる事をお許しいただきたい.
私は当時義務とされたインターンシップが終わろうとしていた昭和24年暮,医師になれば当時猛威を極めた結核医療を志そうと先輩の紹介で清瀬駅からいわゆる清瀬街道を歩き,けやき並木を通って古ぼけた本館2階の所長室でいが栗頭の砂原先生(当時41歳)にお逢いしたのが初めての出逢であった.年が明けて間も無く一通の葉書をいただき国家試験が終われば来るようにとの事,今なら採用通知のようなものであった.
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