一頁講座 運動学・11
足の運動学
浅山 滉
1
1水俣市立湯之児病院
pp.889-890
発行日 1986年11月10日
Published Date 1986/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552105703
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ヒトは進化の課程で直立歩行動物となったために,ヒトの足は体重を支えつつ身体を移動させることになり,特異な構造と機能を備えるに至っている.26個の足部の骨(および種子骨・過剰骨)はお互いに強い靱帯・腱組織で結ばれており,筋腱組織が更に相補的に働き,足に加わる大きな力を分散分担してストレスに耐える機構となっている.体重を支える必要がない上肢の関節とは大きな違いを示している.
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