Japanese
English
研究と報告
レーザー光線の除痛治療への試み
Efficacy of Laser Beam as Pain Reliever.
千野 直一
1
,
野田 幸男
1
Naoichi Chino
1
,
Yukio Noda
1
1慶応大学医学部リハビリテーション科
1Department of Rehabilitation Medicine, Keio University School of Medicine.
キーワード:
レーザー光線
,
除痛
Keyword:
レーザー光線
,
除痛
pp.447-449
発行日 1985年6月10日
Published Date 1985/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552105398
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はじめに
1960年代の人工光線,つまり,レーザー光線の発明は,工学面のみならず,医学面でも画期的な技術をもたらした.ことに,レーザー・メスは1970年より無血手術として脳外科や耳鼻咽喉科で用いられ,さらに,形成外科における血管腫の治療は医学の歴史上で革命的なものといっても過言ではない1).最近は,レーザー光線のもつ刺激性を利用して“ツボ”にあて,除痛効果を経験したとする報告もある2,3).今回,我々は反導体ダイオード・レーザー装置,Pain Attenuator(R)を種々の疼痛を訴える患者に使用する機会を得たので,若干の考察とともに報告する.
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