Japanese
English
講座 運動療法とその背景(2)
運動療法と代謝―リハビリテーション医学における栄養バランスの考え方
Fundamental Aspect of Nutritional Problems during Rehabilitation.
佐川 寿栄子
1
,
白木 啓三
1
Sueko Sagawa
1
,
Keizo Shiraki
1
1産業医科大学生理学第2教室
1Department of Physiology, University of Occupational and Environmental Health.
キーワード:
栄養所要量
,
代謝活性組織
,
エネルギー代謝量
Keyword:
栄養所要量
,
代謝活性組織
,
エネルギー代謝量
pp.143-150
発行日 1984年2月10日
Published Date 1984/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552105116
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はじめに
人体の生理的状態を保持するためには“適正な栄養・休養・運動が行われるだけでなく,精神衛生に注意し身心の調和のとれた活動がなされ,必要にして十分なだけの睡眠をとることが条件となる”とされている.
ここであげられる条件のどの一つでも適正に行われなければ,それが原因となる疾病が発生するということになる.従って栄養過誤による疾病,精神生活の混乱によるノイローゼ,慢性不眠による身心の荒廃等と同じように,運動不足や運動処方のミスによる疾病,障害が起こると考えられる.
更に人間においては運動を行いたいという衝動が有ろうと無かろうと,必要な運動を意識的に行わなければ身心の調和もくずれさってしまうことに注目しなければならない.
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