Japanese
English
特集 リハビリテーションと薬物療法
脳性麻痺と抗てんかん薬
The Use of Antiepileptic Drugs for Cerebral Palsied Patients.
丸山 博
1
Hiroshi Maruyama
1
1松戸クリニック
1Matsudo Clinic.
キーワード:
脳性麻痺
,
抗てんかん薬
Keyword:
脳性麻痺
,
抗てんかん薬
pp.93-98
発行日 1984年2月10日
Published Date 1984/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552105108
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緒言
脳性麻痺は障害であって疾患ではないから,普通の意味での治療は行われない.当然リハビリテーションの対象であるが,しかし治療が全く行われないわけではない.内科的治療の対象となるものもいくつかある.その中でも脳性麻痺に伴うてんかんの治療はかなりの比重を占める.というのはその頻度が高いこと,およびてんかん発作や脳波異常の存在がリハビリテーションの効果を無効にしたり,効果を減じたりするからである.
しかし一方,障害のないてんかん児に対する抗てんかん療法と全く同じように治療を行うことはできない.より細かな配慮を要するのである.
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