Japanese
English
講座 脳波とリハビリテーション(3)
脳性麻痺と脳波検査
Cerebral Palsy and Electroencephalography.
関 亨
1
Tohru Seki
1
1慶応義塾大学医学部小児科
1Department of Pedeatrics, Keio University School of Medicine.
キーワード:
脳性麻痺
,
脳波
Keyword:
脳性麻痺
,
脳波
pp.999-1005
発行日 1983年12月10日
Published Date 1983/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552105084
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はじめに
一般に脳性麻痺には,けいれん,言語障害,聴・視覚障害,精神遅滞などが比較的多く合併する.脳性麻痺が,発達途上における各種脳損傷後遺症による永続的な運動障害の状態である以上,けいれん発作合併の有無にかかわらず,脳波異常を呈しやすいことは容易に理解しえるところである.
そこで本稿では,本症における脳波所見とその対策の概要を述べ,ついで若干の自験例をあげて検討を加えることにする.脳性麻痺の病巣局在の拡がり・程度,基礎疾患の推測には,脳波に加えCT,各種誘発電位を適切に用いることが肝要である.
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