巻頭言
私の考えた事
加瀬 正夫
1
1瀬川小児神経学クリニック神経内科
pp.963
発行日 1982年11月10日
Published Date 1982/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552104843
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リハビリテーションは臨床医学のすべての科に関係し,各科の需要はたかまりこそすれ減少することはない.その名称は国民一般の間にも広く浸透して,治療医学,予防医学につぐ第3の医学としてその地歩を確保するに至ったことは御同慶の至りにたえない.
病気が峠をこえた場合に治療医学の主な目的は達せられたのであり,多くの場合にあとは自然になおりうるのであるが,積極的に治癒を促進しようとする場合や,病気によってはそう短時日に癒りきらない場合や,永久に癒りきらない場合もあって,このような場合にリハビリテーションが登場する.
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