巻頭言
身障者における排泄動作の重さ
宮崎 一興
1
1神奈川総合リハセンター
pp.223
発行日 1982年2月10日
Published Date 1982/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552104694
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乳児から老人まで,さらに身障者から精薄者までさまざまな障害者とつき合って,私も約20年になる.そしてこの頃改めて「人間のもつ排泄作用とその処理法」についてことの重大さに驚いている次第である.
障害者のリハビリテーションの第一歩として,「食事動作」の確立と「排泄動作の自己管理」が必ずいわれているが,食事動作はともかく,排泄の自己管理という問題はまことに厄介である.
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