特集 脳性麻痺の在宅リハビリテーション
特集「脳性麻痺の在宅リハビリテーション」のはじめに
明石 謙
1
Ken Akashi
1
1川崎医科大学リハビリテーション科
1Department of Rehabilitation Medicine, Kawasaki Medical School.
pp.845
発行日 1981年11月10日
Published Date 1981/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552104635
- 有料閲覧
- 文献概要
今回の特集は「脳性麻痺(患者)の在宅リハビリテーション」である.
現在の脳性麻痺のトピックスをみると,早期発見,早期治療の実績が1つの病院または施設単位から地域社会単位の報告に変りつつあるといえよう.早期発見は困難な事とはいえ,その方法がほぼ定まり,定期検診の場で可能となってくれば当然試みられてよい事だろう.また治療法も種々の理論や信念が錯綜はしているが,早期治療法に限ってみればその数も少なく,早期発見で見出した患者をその各々が信ずるところにより選んだ方法で治療を行い,それなりの成果は挙っていると思う.
Copyright © 1981, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.