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研究と報告
在宅重度身体障害者に対するリハビリテーションサービス―身体障害者更生相談所からのアプローチ
Rehabilitation Service for the Homebound Severely Physically Handicapped: Approach from the City Office for the Physically Handicapped Adult.
白野 明
1
,
伊藤 利之
2
Akira Hakuno
1
,
Toshiyuki Ito
2
1健康保険総合川崎中央病院リハビリテーションセンター
2横浜市大病院リハビリテーション科
1Rehabilitation Center, Kawasaki Chuo Hospital, Kawasaki.
2Department of Rehabilitation Medicine, Yokohama City University, School of Medicine.
キーワード:
在宅重度身体障害者
,
在宅リハ・サービス
Keyword:
在宅重度身体障害者
,
在宅リハ・サービス
pp.713-719
発行日 1981年9月10日
Published Date 1981/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552104609
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はじめに
近年身体障害者福祉対策が次第に進む中で,福祉の対象を施設・機関において捉えるのではなく,在宅においてその所属する地域社会の一員として,各自の能力に応じた社会生活を営むべきとするコミュニティーケアが大きくとりあげられてきている.その中で,在宅重度障害者(生活範囲が家庭内のみに制限されている重度の身体障害者)は,日常生活の多くを介助に頼っており,そのケアーは医学的にも社会的にも困難なことが多い1~3).そこでわれわれは,川崎市身体障害者更生相談所の事業の一つとして,これら障害者に対する巡回在宅リハ・サービスに参加し,その実態を詳細に把握するとともに,必要と思われる医学的,社会的アプローチについて検討した.
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