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特集 リハビリテーション「医学教育」
欧米諸国のリハビリテーション医学専門医制度
Post-graduate Education of Rehabilitation Medicine in European and American Countries.
二木 立
1
,
上田 敏
2
Ryu Niki
1
,
Satoshi Ueda
2
1代々木病院理学診療科
2東大病院リハビリテーション部
1Department of Physical Medicine, Yoyogi Hospital.
2Section of Rehabilitation, Tokyo University Hospital.
キーワード:
リハビリテーション医学
,
専門医制度
Keyword:
リハビリテーション医学
,
専門医制度
pp.357-365
発行日 1981年5月10日
Published Date 1981/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552104539
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はじめに
わが国でも長らく懸案となっていたリハビリテーション医学専門医制度は,昨年ようやく発足し,本年には第1回の認定試験が予定されている.
リハビリテーション医学専門医制度の確立は世界的趨勢であり,それの確立の有無・程度が各国のリハビリテーション医学の普及・水準の重要な指標の一つになると言っても過言ではない.昨年8月にスウェーデン・ストックホルム市で開かれた第8回国際物理医学・リハビリテーション学会のメイン・セッション「リハビリテーション各職種の教育―医師の役割を中心に」1)でも,専門医制度の確立に焦点があてられていた.
世界各国のリハビリテーション医学専門医制度については,すでに荻島2)が6年前の本誌上で,具体的に紹介している.筆者らも2~3年前の本誌上で,主として統計的紹介を行った31).
小論では,上記国際学会等で入手した資料・情報により欧米諸国のリハビリテーション医学専門医制度の最近の動向を紹介したい.その場合,それに関連する範囲で,各国の医学教育制度,卒後研修制度全般についても合わせて紹介していくこととする.
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