巻頭言
これからのリハビリテーション
土肥 信之
1
1川崎医科大学リハビリテーション科
pp.171
発行日 1980年3月10日
Published Date 1980/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552104283
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リハビリテーションという言葉は,最近ではずいぶん一般に広く知られるようになってきたと思う.患者さんもリハビリテーションが必要ということで来院される方も多い.リハビリを志す人々には大変有難い傾向であり,先輩諸先生方のたゆまぬ努力がここに実を結びつつあるといっても過言ではないだろう.
私もリハビリに興味をもつ整形外科医であったが,いつの日にかリハビリを専門とするようになった.特に現在勤務している川崎医科大学では,リハビリテーション科が完全に独立している数少ない大学の一つである.つまり独立した講座をもつといこと以外,独立した外来と自己の入院ベットを有しているわけであり,リハビリを専門科目とした場合,日本の現在の医療事惰の中でいかにあるべきか,いろいろ考えさせられることも多い.
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