一頁講座 リハビリテーションと法律・2
診断書
今田 拓
1
1宮城県拓杏園
pp.161
発行日 1980年2月10日
Published Date 1980/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552104280
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診断書は証明書の一種である.
医師法第19条の2には診療に従事する医師は,診断書交付の求めがあった場合には,正当な事由がなければ,これを拒んではならないとされている.また同第20条には診療しないで診断書を交付することも禁止されている.
診断書のうちの死亡診断書については,医師法施行規則に,その項目が指定されているが,その他の診断書の項目については医師法では特に定めていない.しかしリハビリテーションに関連のある障害に関する診断書については,関連法の施行規則や,通達が診断項目や様式を独自に組み立てている.関連法の規則にそのような様式が示されているが,診断書というものについての位置づけをしているのは,医師法であって,しかもこれは証明書の一種であることを忘れてはならない.
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