Japanese
English
特集 リハビリテーション機器
義肢の感覚フィードバック装置の開発の現況
Sensory Feedback Device for the Artificial Limbs.
川村 次郎
1
,
西原 一嘉
2
,
末田 統
3
,
原田 一孝
4
,
磯部 成夫
5
Jiro Kawamura
1
,
Kazuyoshi Nishihara
2
,
Osamu Sueda
3
,
Kazutaka Harada
4
,
Shigeo Isobe
5
1大阪労災病院
2大阪電気通信大学
3大阪大学基礎工学部
4大阪船員保険病院
5川村義肢株式会社
1Osaka Rosai (labor accident) Hospital.
2Osaka Electro-Communication University.
3Osaka University, Faculty of Engineering Science.
4Osaka Seninhoken Hospital.
5Kawamura Orthopedic Appliance Co.
キーワード:
義肢
,
感覚フィードバック
Keyword:
義肢
,
感覚フィードバック
pp.749-754
発行日 1979年10月10日
Published Date 1979/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552104211
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はじめに
四肢の切断によって運動機能ばかりでなく,感覚機能も失なわれることは,誰もが承知していることである.しかし,義肢の長い歴史の中で,最近まで感覚フィードバック装置は軽視またはまったく無視されてきた.その理由として数多くのことを列挙できようが,最近のエレクトロニクス技術の進歩以前には,確実な効果を持ち,しかも携帯可能な感覚フィードバック装置の製作が不可能であったことは確かな事実である.今それが技術的には可能になり,内外の研究者によって義肢の感覚フィードバック装置の基礎的および臨床的研究が行われつつあるので,その現況と,あわせてわれわれが最近着手した義足のための感覚フィードバック装置について報告したい.
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