Japanese
English
特集 リハビリテーション機器
肢体不自由者のための移動用機器―電動車椅子,リフター,等
The Recent Problem of the Electric Wheel Chair and Patient Lifter.
赤津 隆
1
Takashi Akatsu
1
1総合脊損センター
1Spinal Injuries Centre, Iizuka.
キーワード:
重度障害者
,
電動車椅子
,
リフター
Keyword:
重度障害者
,
電動車椅子
,
リフター
pp.741-748
発行日 1979年10月10日
Published Date 1979/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552104210
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Ⅰ.いとぐち
超重度障害者はリハビリテーション対象の枠外であるという古くからの考えも,老人人口の増加,超重度障害者の急速な増加という過去10年間の急激な障害像の変化により,最近に至り,徐々に改められつつある.1973年米国の職業リハビリテーション法が,リハビリテーション法に改正され,従来では職業復帰の可能性のないと思われる人々にまで,リハビリテーションの対象が拡大された.これはまた世界の趨勢でもあり,当然わが国もこの方向に進まざるを得ないし,また進むべきであろうと考える.
昭和47年(1972),著者1)はわが国の頸髄損傷患者の実態を調査報告したが,その当時の現状は憂うべきものであり,電動車椅子さえ給付されていなかったのであり,この方面への工学者の協力もはなはだ少なかったのである.
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