Japanese
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特集 腰痛
腰椎の生体力学的特性とその臨床的意義について
Biomechanical Characteristics of the Lumbar Spine and its Clinical Significance in Reference to Low Back Pain.
大井 淑雄
1
Yoshio Ooi
1
1自治医科大学整形外科・リハビリテーションセンター
1Department of Orthopaedic Surgery and Rehabilitation Center, Jichi Medical School.
キーワード:
腰椎
,
生体力学的特性
Keyword:
腰椎
,
生体力学的特性
pp.321-332
発行日 1978年5月10日
Published Date 1978/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552103978
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はじめに
腰痛の発現機序に関する説明として腰椎自体の不安定構造や生体力学的特性は広く議論されている3,20,50,51).腰椎のみならず他の支持組織,靭帯や関節嚢,神経根それに加えて特に筋肉の機能の重要性は誰もが認めるところである.ここでは筋肉の活動電位や筋力に関する記述30,37)はなるべく省略し,腰椎のあるいは腰部を全体として見た運動学や生体力学を中心に議論し,若干の問題点を提起したいと思う.
基礎的研究では本邦にもいろいろ独創的なアイデアのものがある34,44,50,51).
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