書評
斎藤 宏(都神経科学総合研究所)・他著 姿勢と動作(ADLにおける扱いと手順)
大川 嗣雄
1
1横浜市大リハビリテーション科
pp.928
発行日 1977年12月10日
Published Date 1977/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552103890
- フリーアクセス
- 文献概要
- 1ページ目
リハビリテーションの領域において,最も重要な課題のひとつが,日常生活動作(ADL)である.一方,日常生活動作の概念,その実際的な技術等も,リハビリテーション医学の領域から生れ,発展して来たものである.したがって,日常生活動作の評価,指導,訓練等はリハビリテーション医学の正しい知識なしには行えないことは当然である.
しかし現実には,リハビリテーションの専門家である医師・理学療法士・作業療法士だけが,障害者や慢性疾患の患者の日常生活動作に係り合うわけではない.その中でも看護婦・保健婦等は特に大きな係り合いを持っており,持たねばならないことも多い筈である.
Copyright © 1977, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.