本の紹介
「臨床運動学」―中村隆一・斎藤宏著
柳沢 健
1
1国立療養所東京病院附属リハビリテーション学院
pp.684
発行日 1979年10月15日
Published Date 1979/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518102004
- フリーアクセス
- 文献概要
- 1ページ目
「基礎運動学」が昭和51年に出版され,本年54年に我々セラピスト待望の書であった「臨床運動学」が世に出された.「基礎運動学」は人間の正常な運動に関しての書であったのに対し,「臨床運動学」は疾患によって生ずる運動機能障害,正常運動からの逸脱,疾患の特異性などを明らかにする目的にそって述べられた書である.同名のBrunnstromの著書とは内容的に全く異なり,運動分析,反射と反応,随意運動,不随意運動,姿勢,歩行などのとらえ方がそれぞれの項に幅広くかつ深奥な内容で記載されている.
Copyright © 1979, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.