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この学会の歴史は比較的新しく,1952年Krusen会長のもとで開かれたLondonの策1回学会をその始まりとしている.以下,簡単に紹介すると,第2回は1956年,Copenhagenで「リハ医学の科学的研究」という主題で,第3回は1969年,Washingtonで「リハ医学と関係する人間,社会,経済的因子の重要性」という主題で,またParisの第4回学会では「リハ医学最近の進歩」と題してGrossiord会長によって,第5回はMontrealで「実践と新概念の重要性」と題してGingrass会長によって開かれ,第6回は1972年Barcelonaで「リハビリテーションの象微のもとに」という主題で開かれた.今回は数えて第7回“Rehabilitation―A Medical Responsibility”という主題で,Dr. Marcio de Lima Castro会長によって1976年8月1日から6日まで,BrasilのRio de Janeiro市で開催された.
8月1日の開会式は2,800名の参会者に大統領も出席されて,身障者の楽団もその席を飾った.6日間の会期中に3会場を使用して,一般演題139題,特別演題32題が発表講演された.一般演題の内容を分類して紹介するのはプログラムの関係上,難を感じなくもないが,強いて行ってみると,
(1)麻痺性疾患のリハビリテーション 32(片麻痺 5,対麻痺 7,CP 4,その他 10)
(2)呼吸,循環器のリハビリテーション 15
(3)整形外科的内容 21
(4)その他 46(痙性 6,姿勢・歩行 7,切断・義肢 11,リウマチ 8,医用電子8,政治・社会 6)
概略以上のごとくであった.
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