研究・調査について

　職業リハビリテーションを必要とする障害者に対して，その目標をより効果的に，より的確に達成せしめるためには，常に，職業リハビリテーションの運営実施の中で行なわれている各種のサービスの方法や技術を評価し，改善していく必要がある．そのために，職業リハビリテーションに関する研究・調査が重要となるわけである．

　ILO勧告第99号（1955年）においても，その必要性を，「身体障害者の職業更生施設を評価し，および改善するための調査（身体障害者の職業紹介に関する一般的または専門的研究および職業更生において用いられる各種の技術，方法に関する科学的研究を含む）は，特に，権限ある機関が助成しかつ促進すべきである」と指摘している．