ひと
職業リハビリテーションのあり方を実践的に追求されている東京都板橋福祉工場所長 小川 孟(おがわ・はじめ)氏
大川 嗣雄
1
1横浜市大
pp.936
発行日 1976年11月10日
Published Date 1976/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552103668
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いつお会いしても,端正なお顔に笑みがうかんでいるが,現在にいたるまでの道程は並々ならぬ努力の積み重なったものだろうと思われる.先生は東京の杉並の町工場を身障者の働く場として考え,実践をはじめ,昭和39年には神奈川県のアガペ授産所を創設し,移って来られた.そしてまたたく間に,アガペ授産所は身障者の授産所として,多くの人達にとって手本となった.また,先生自身も神奈川県のリハ関係者にとって,実に頼りがいのある人として多くの人が教えをうけるに至った.昭和49年には,板橋の福祉工場長として,新しい場で,奮闘しておられることは周知の事実である.今後も障害の重度化,低成長下の職業的リハ等についての先生の活躍を多くの人が期待しているところである.多忙な毎日を送っておられる先生であるが,早大のラグビーの試合があれば,スタンドで必ず奥様と御一緒に観戦している姿にお目にかかれるであろう.
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