ひと
日本学術会議社会福祉特別委員会リハビリテーション医療福祉小委員会委員長になられた札幌医科大学教授 河邨文一郎(かわむら・ぶんいちろう)氏
土屋 弘吉
1
1横浜市大
pp.74
発行日 1976年1月10日
Published Date 1976/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552103469
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日本整形外科学会長,日本リハビリテーション医学会長を歴任された氏は,昨年は道立の重度脳性麻痺者援護施設「福祉村」をスタートさせ,また国際ロータリー会員として再三フィリピンを訪れ,世界社会奉仕プロジェクト推進に努力して来た.しかし,昨年,日本学術会議会員に当選されたと聞いたとき,この人は一体この上何をやるつもりなのだろうかを首を傾げたものだが,今年の5月に日本学術会議の中にリハビリテーション医療福祉小委員会を設けてその委員長となり,すでにシンポジウム開催などの活動を開始した.北海道のリハビリテーションを今日あらしめた実力と,前述学会長の経験とからも,今後学術会議を通じて日本のリハビリテーションの向上に貢献されるであろうと確信する.
先年札幌冬期オリンピックの時に国民から愛唱された「虹と雪のバラード」の作詞者が河邨氏であったことは知る人ぞ知るで,詩人としての令名も高い.
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