病院長プロフイル・17
大学病院長のホープ滝本庄藏氏(札幌医科大学附属病院長)
pp.37
発行日 1954年11月1日
Published Date 1954/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541200888
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今を時めく同氏は串本節で名高い和歌山県本牟婁郡大島村の出身,従つて十八番のおはこはお国自慢の串本節である。四高を経て大正9年東大卒業,稲田内科に入る。北大中川内科助教授,釧路市立病院長,札幌市協会病院長を経て,昭和20年道立女子医学専門学校教授並に附属病院長となり,昭和25年北海道立札幌医科大学の発足と共に教授並に附属病院長となり現在に到つている。その上看護学校長及び保健婦学園長を兼ね,大野学長の右腕としてなくてはならぬ存在。尚,ロータリアンとしても活躍している。
病院経営の責任者として多忙な傍ら,循環器系の疾患や胃癌に特に興味をもち後進の指導に当つている。尚,稲田内科に於ける業績は血清蛋白質に関する研究であつた。
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