Japanese
English
特集 リハビリテーション工学
歩行解析の方法論
Methodology of Gaite Analysis.
河村 洋
1
Hiroshi Kawamura
1
1東京都補装具研究所
1Tokyo Metropolitan Prosthetic and Orthotic Research Institute.
キーワード:
慣性能率
,
作用点軌跡
,
オンライン計測
Keyword:
慣性能率
,
作用点軌跡
,
オンライン計測
pp.453-458
発行日 1974年6月10日
Published Date 1974/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552103153
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【抄録】 人間の歩行を動力学的に解析するためには,身体計測により各分節の重量および重心位置から慣性能率を求める必要がある.しかしながら現在の計測技術では,各被験者の分節重量・重心位置の動的計測はもちろん,静的計測も非常に困難であり,屍体による静的データから計算する手法により,集中定数系として慣性能率を求めている.歩行動作計測については,光学的計測,電気的計測があり,電気的計測には被験者の身体にトランスデューサを取り付けて計測する方法と,歩行路等に固定したトランスデューサにより計測する方法があり,それぞれに利点欠点がある.筆者らはミニコンピュータを利用したオンライン歩行解析システム(LATシステム)を開発して,歩行の研究を行なっているので,これによる歩行データ収集・解析の一端を紹介する.
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