ひと
Speech Pathologistの先駆者として,今なお意欲的な活躍を続けられる東京都老人総合研究所東京都養育院附属病院 笹沼澄子(ささぬま・すみこ)先生
福井 圀彦
1
1神奈川県綜合リハビリテーションセンター七沢病院
pp.256
発行日 1974年3月10日
Published Date 1974/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552103115
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昭和35年であったか,笹沼先生をはじめて当時の勤務先の国立言語障害センターに訪ねたことがあった.当時先生は第1回のアメリカ留学(Iowa)を終えて帰国されて間もない頃で,日本におけるこの方面の先駆者として活躍されていた.私の訪問の目的は失語症の治療のあり方,治療室の設計や器具類などについてであったが,設備よりも「人」であることを強調されたのを今でもよく覚えている.
その後Martha Taylor Sarnoの来日を契機にして,たびたび顔を合わす機会が増え,いろいろと御指導をあおぐことになった.
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