追悼
津山直一先生を悼む
上田 敏
1
1日本障害者リハビリテーション協会
pp.486-487
発行日 2005年5月10日
Published Date 2005/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552102782
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津山直一先生が本年2月5日に急逝された.急性心不全であったという.昨年12月に81歳になられて間もなくのことであった.故人のご遺志もあり,ご家族のみで密葬されたとのことであった.5月に「しのぶ会」が開かれるとのことである.
先生は大正12年(1923)に神戸にお生まれになった(以下,西暦).甲南高等学校を経て東京帝国大学(当時)医学部に進まれ,戦時中の繰上げ卒業で1945年9月に卒業されるはずのところを,8月15日の終戦で急遽46年卒業に変更されたこと,しかしもう卒業試験も終わっていたので,卒業までの期間を人手不足(医師の多くは徴兵されていた)の大学病院の診療の手伝いをして過ごされたこと,卒業の直前にインターン制が実施され,第1回のインターン(1年間)を経験したことなど,激動の時代のお話をよくうかがったものであった.
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