連載 印象に残ったリハビリテーション事例
日々是好日?
小池 純子
1
1横浜市総合リハビリテーションセンター
キーワード:
脊髄損傷
,
脳性麻痺
,
子育て
Keyword:
脊髄損傷
,
脳性麻痺
,
子育て
pp.1013-1015
発行日 2011年10月10日
Published Date 2011/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552102251
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これは,脊髄損傷(以下,脊損)女性Aさんとリハビリテーション医の子育てにまつわる奮闘のエピソードである.Aさんの子は脳性麻痺であった.もちろん,奮闘したのは母Aさん,リハ医ではない.
リハ医は,「障害」を通して他者の人生に踏み込む.障害を評価し,予後を予測する.さまざまな条件を勘案して,ゴールを設定する.そして,その後の人生において2次障害を起こさず設定されたゴールが維持できるよう,さまざまな提案をする.それに従ってくれたひとは,よい患者さんであり,だから,機能がよく維持されたと信じている.
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