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編集後記
吉
pp.792
発行日 2009年8月10日
Published Date 2009/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552101583
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先日,ネットを見ていたら「結党!老人党」という文字が飛び込んできました.ちょうど都議会選挙の時期とも重なっていたため,クリックしてみると,衛星放送のドラマ予告で,ストーリーは笹野高史氏(「男はついらいよ」シリーズで有名な名脇役,本ドラマが初主演)演じる68歳の老人が選挙に出馬して日本の政治に旋風を巻き起こすというものだそうです.残念ながら8月からの放映なのでこの編集後記を書いている今はまだ具体的な内容は分かりませんが,これをみて,公共広告機構の「もたつく権利,よろしく」というCMを思い出しました.このCMには賛否両論あり,「もたついてもいい」という人と「人の迷惑だから,もたつくな」という人がいます.超高齢化社会で,どのように老いるかという問題は大事ですが,私はメディアで紹介される「スーパーおじいちゃん」たちを見ていると少々無理しているのではと思うこともあり,「もたつく権利」や「ウィズエイジング」と聞くとほっとします.結局,本人が楽しく年相応に健康に暮らしていければいいのではないかと思います.
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