編集後記

　リハ科専門医会学術集会が10月16～18日，下諏訪で開催されました．今回は，最終日にリハ科女性専門医ネットワークによるセミナー「リハビリテーション専門医のお仕事」（医学生・研修医にリハ科医の仕事を知ってもらうための企画）があり，そちらにも参加してきました．講師の先生方は，今取り組んでいる治療や研究を分かりやすい言葉で話され，また，日常の仕事を具体的にイメージしてもらうために自分の手帳を公開するなどの工夫もみられました．既にリハについて豊富な知識をもっている方が，これからそれを学ぼうとする若手に魅力的に説明するのは大変なことだと思います．適切に物事を伝えるには，相手がどこまで理解していて，どのように伝えれば理想的な反応を引き出せるかを考えなければなりませんが，それは手間のかかる作業です．私はうっかり言いたいことだけを言ってしまうことがあるので，これからは気をつけようと思います．なお，リハ科医の仕事をより広く若手医師に知ってもらうために，本セミナーの内容を週刊医学界新聞・レジデント号（11月9日発行予定）に掲載することになりました．