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                                特集 脊髄損傷リハビリテーション―現状・課題・展望
                        
                        
                
                  
                  
                  
                  
                            
                                    
                                    
                                    
                                    
                            
                            
                
                
                
                            
                            
                  
                            
                                
                            
                        
                
                
                
                            
                        
                
                
                            
                            
                            
                  
                            
                                    
                                    高齢化
                                    
                                    
                            
                            
                                    
                                    The rising average age of spinal cord injury in Japan.
                                    
                                    
                            
                        
                
                
                            
                            
                                
                                    
                                        
                                            
                                                黒川 陽子
                                            
                                            1
                                        
                                        
                                        
                                        
                                            ,
                                        
                                    
                                    
                                        
                                            
                                                住田 幹男
                                            
                                            2
                                        
                                        
                                        
                                        
                                            
                                        
                                    
                                
                                
                                    
                                        
                                            
                                                Yoko Kurokawa
                                            
                                            1
                                        
                                        
                                        
                                        
                                            ,
                                        
                                    
                                    
                                        
                                            
                                                Mikio Sumida
                                            
                                            2
                                        
                                        
                                        
                                        
                                            
                                        
                                    
                                
                            
                        
                
                
                
                
                  1山口労災病院リハビリテーション科
                
                
                  2関西労災病院リハビリテーション科
                
                
                
                
                
                  1Department of Rehabilitation, Yamaguchi Rosai Hospital
                
                
                  2Department of Rehabilitation, Kansai Rosai Hospital
                
                
                
                
                
                
                
                            キーワード: 
                            
                                
                                    脊髄損傷
                                
                                ,
                            
                            
                                
                                    高齢者
                                
                                ,
                            
                            
                                
                                    出口調査
                                
                                ,
                            
                            
                                
                                    老人病学
                                
                                
                            
                        
                
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                                    脊髄損傷
                                
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                pp.959-963
                
                
                
                  
                  
              
              
              
                  発行日 2008年10月10日
                  Published Date 2008/10/10
                
                
                
                DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552101355
                
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はじめに
今日の日本における大きな問題は,急速な高齢社会と少子社会の到来のなかで疾病構造の大きな変化が生じていることである.とりわけ加齢的変化の及ぼす影響は,身体的変化にとどまらず,社会的,文化的,民族的規模に及ぶ大きな課題である.わが国における高齢社会到来のスピードは,欧米諸国と比較してもいまだかつてない急速なものであり,医療においても,医療システムのみならず地域社会全体の変革を求めざるを得ない状況である.
このような状況のなかで,脊髄損傷リハビリテーションにおける高齢化(高齢者における脊髄損傷の多発とその治療の有り様,さらには脊髄損傷者の高齢化)を分離して論ずることはできない.なぜならリハビリテーションのゴール設定には,地域社会で生活している高齢脊髄損傷者への医学的,福祉的,工学的さらには社会心理的対応の実状が反映されており,さらに福祉政策の誘導も大きく関与するからである.
成人脊髄損傷者においては,全例登録され調査されているオーストラリアや,データベースを軸に多施設間の横断的・縦断的研究が実施されている欧米に比較し,日本はようやく端緒についたところである.

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