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講座 最近の褥瘡治療と予防・5
マットレス,クッションなどによる褥瘡予防
Prevention of pressure ulcers using mattress or cushion
谷本 義雄
1
Yoshio Tanimoto
1
1吉備高原医療リハビリテーションセンター
1Kibikogen Rehabilitation Center for Employment Injuries
キーワード:
褥瘡予防
,
マットレス
,
クッション
Keyword:
褥瘡予防
,
マットレス
,
クッション
pp.467-472
発行日 2008年5月10日
Published Date 2008/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552101246
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はじめに
吉備高原医療リハビリテーションセンター(以下,当センター)では,1988年開院時より,入院している患者を対象に褥瘡予防に取り組んでいる.1997年に,圧力計測装置(ニッタ製Tekscan Pressure Measurement System,以下,Tekscan)を用いたプレッシャークリニックを導入し,マットレスと車いす用クッションを用いた時の圧力計測結果をもとに褥瘡予防の指導を行っている.さらに,毎月開催される褥瘡対策委員会では,当センターで使用されている褥瘡予防マットレスと車いす用クッションの使用状況や,褥瘡保有状況と治療状況の報告を行っている.
当センターの特徴として,脊髄損傷者が多く,脊髄損傷者において褥瘡発生のリスクが高いことから,今回,エンジニアの立場から,脊髄損傷者を対象としたマットレス,クッションを用いた褥瘡予防の取り組みを中心に報告する.
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