Japanese
English
増大特集 リハビリテーション医学2007―最近10年の動向とエビデンス
リハビリテーション・アプローチ
筋力強化訓練
Muscle strengthening exercise.
嘉村 雄飛
1
,
平岡 崇
1
,
椿原 彰夫
1
Yuuhi Kamura
1
,
Takashi Hiraoka
1
,
Akio Tsubahara
1
1川崎医科大学リハビリテーション医学教室
1Department of Rehabilitation Medicine, Kawasaki Medical School
キーワード:
筋力増強訓練
,
漸増抵抗運動
,
PRE
,
有酸素運動
Keyword:
筋力増強訓練
,
漸増抵抗運動
,
PRE
,
有酸素運動
pp.1209-1215
発行日 2007年10月10日
Published Date 2007/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552101089
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はじめに
筋力増強訓練の基礎は,DeLormeが報告した漸増抵抗運動(progressive resistive exercise;PRE)である.DeLorme以後もPREの有効性や多くのプロトコールが報告された.
1990年代になり,American Heart Association Exercise(AHA)やAmerican College of Sports Medicine(ACSM)などによる運動ガイドラインにおいて運動プログラムに抵抗運動を含めることが推奨され,現在では抵抗運動と有酸素運動が筋力増強訓練の主流となっている.抵抗運動の処方に当たっては訓練量の変数(セット,繰り返し回数,頻度,強度,休息時間)を決定する必要があるが,各ガイドラインによりさまざまであり,一定のコンセンサスを得られていないのが現状である.
本稿では最近の筋力増強訓練に関する文献から,エビデンスに基づくと思われる研究やガイドラインを整理して報告する.
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