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増大特集 知っておきたいリハビリテーション・テクニック
機能障害へのアプローチ
筋力増強―基本技術;等張運動と等尺運動
Basic Technology to Develop Muscular Strengty: Isometric and Isokinetic Exercise.
李 俊凞
1
JOON HEE LEE
1
1自治医科大学整形外科
1Department of Orthopedics, Jichi Medical School
キーワード:
漸増抵抗運動
,
閉鎖運動連鎖
Keyword:
漸増抵抗運動
,
閉鎖運動連鎖
pp.934-939
発行日 1992年9月10日
Published Date 1992/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552107185
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目的と理論的根拠
日常診療において運動療法を処方するとき,筋力増強自体が目的となることは少なく,手段であることのほうが多い.例えば変形性膝関節症での歩行時痛の改善目的の手段として膝周囲筋の筋力強化,慢性関節リウマチ(RA)でのADL改善目的のための筋力強化などである.したがってそれぞれの病態を把握し,目的をはっきりさせ,その目的達成に最善の筋力強化法を選択することが大切である.
まず筋肉運動の種類をみてみると,筋線維の収縮様式によって等尺運動,等張運動および等速度運動に分類できる.
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