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増大特集 リハビリテーション医学2007―最近10年の動向とエビデンス
リハビリテーション・アプローチ
骨関節疾患―関節リウマチ
Randomized controlled trials in rehabilitation medicine for the patients with rheumatoid arthritis.
水落 和也
1
Kazuya Mizuochi
1
1横浜市立大学附属病院リハビリテーション科
1Department of Rehabilitation Medicine, Yokohama City University Hospital
キーワード:
関節リウマチ
,
ランダム化比較研究(RCT)
Keyword:
関節リウマチ
,
ランダム化比較研究(RCT)
pp.1077-1083
発行日 2007年10月10日
Published Date 2007/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552101068
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はじめに
関節リウマチ(rheumatoid arthritis;RA)の治療戦略はここ10年で大きく変化してきている.最大の要因は関節リウマチ発症の免疫学的メカニズムの解明と,それに基づいた治療法の開発であり,具体的には免疫抑制剤の早期導入と生物学的製剤の臨床応用である.
この大きな変化のなかでリハビリテーション・アプローチに関しても,新たな治療戦略が求められることになろうが,いまだその段階には至っていない.リハビリテーション・アプローチの進歩として,従来コントロールスタディが困難であるとされていたこの分野で,いくつかの優れたランダム化比較研究(randomized controlled trial;RCT)がなされてきた.本稿ではRAに対するRCTの動向をレビューする.
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