学会印象記
第15回高度先進リハビリテーション医学研究会
松本 真以子
1
1慶應義塾大学リハビリテーション医学教室
pp.624-625
発行日 2007年6月10日
Published Date 2007/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552100975
- 有料閲覧
- 文献概要
高度先進リハビリテーション医学研究会について
高度先進リハビリテーション医学研究会は,長谷川恒雄先生,千野直一先生を中心に慶應義塾大学リハビリテーション医学教室が事務局となって運営されている研究会で,1992年2月1日に第1回が開催された.自然科学と人文科学の学術を活用し,高度先進的リハビリテーション医学の開発に関する研究と情報交換,リハビリテーション医学体系の確立を創設理念としており,第1回は「21世紀のリハビリテーション医学に求めるもの」と題したプログラムが企画された.
毎回,研究会の創設理念に沿ったテーマが企画され(表),プログラムは,さまざまな分野で活躍する演者を招いて,それぞれの立場からの講演によって構成されている.たとえば第1回は,「医学の立場から」,「患者の立場から」,「行政の立場から」,「経済学・社会学の立場から」,「患者介護の立場から」,5人の演者が講演を行った.高度先進的という研究会の名前にふさわしく,毎回の研究会は,その時にそのテーマを語るに最適な演者を招いて,充実した興味深い講演が行われている.また,研究会プログラム終了後には,意見交換会が開催され,さらなる活発な討議が行われ,参加者の親睦を深める会となっている.
Copyright © 2007, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.